2017年 テーマ作品展 「風」
12月2日(金)〜5日(月)
風と暮らす
当工房は、来年創業120年を迎えます。
4月20日新規オープンする銀座エリア最大の商業施設
GINZA SIXにOKANOとして出店します。
OKANOのコンセプトは「風と暮らす」。
2017年のテーマ作品は「風」をテーマとした着物です。
博多店では、どこよりも早く新作をお披露目致します。
風は、宇宙が誕生したときから存在します。
風は、あるとも言えるし 無いとも言えます。
まさに、色即是空の世界です。
鳳凰(陰陽)がお互いに交換しあい、新しい風を生みます。
私たちは、120周年を機会に、大きな帆を張って、
これまで、表現してきた太陽・月・木火土金水=
全ての要素を風が調和させます。
調和の風が大和=大調和を生みます。
私たちのものづくりは、この 大調和 を メッセージします。
八寸名古屋帯 網代 松風
「閑坐聴松風(かんざしてしょうふうをきく)」
禅語をイメージした図案です。
一切の雑念を捨てて、心静かに座りただ松風の音を聴く。
心が急いでいれば気付かぬことが多い。
静かに座って耳を済ませば澄み渡った音が聞こえてくるの意。
博多の着物を着て欲しい!
博多織は帯が有名ですが、その起源は着物とされています。
一時期途絶えていた博多の着物を再現しようという
プロジェクトが数年前に博多織工業組合で結成され、
国から伝統的工芸品の指定を受けることができました。
しかし、その存在は大島紬、結城紬などに比べると
まだまだ認知度が極めて低い状態です。
当工房は「博多経錦紬」をもっと普及し、
みなさまへ親しみをもって頂きたいと考えています。
- 2016.12.01 Thursday
- 催しもの
- 23:29
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